大賞100万円!東京書作展 偶然?大賞が毎年同じ団体…


既存の大手公募展に「No!」と始まった公募展

「東京書作展」のWebサイトのTOPページにはこのように書いています。

*****************

真に実力があり、研鑚を怠らない全国の篤学の人々のために公募展「東京書作展」を次の通り開催いたします。

主催:東京新聞 後援:文化庁、東京都

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毎日書道展、読売書法展と東京書作展の出品比較

東京書作展 毎日書道展 読売書法展
賞金 大賞100万円
準大賞50万円
東京都知事賞20万円 他
なし なし
参加資格 満18歳以上 満24歳以上(※1) 満17歳以上
出点数 複数出品可 各部門1点(※2) 1点
応募点数 3000点
応募人数2000人(※3)
30000点 25000点
入賞率 約24%(※3) 約50% 約40%
出品料 13000円 2点目+10000円ずつ加算 14000円 14400円
展示辞退 不可 規定なし 規定なし
表装料 指定12000円~33000円 入賞作品のみ表具 料金不明 指定表具店/自前表具可

※1 滿18才以上23才以下は、U23部門がある。
※2 漢字部、かな部はⅠ類、Ⅱ類に同時出品可能。
※3 事務局での問い合わせした時の数値。応募人数2000人(意外と多い)、入賞730点とのこと。

東京書作展の特徴は、

・最大賞金100万円

・複数出品可能

ということです。ちょっと傾向と対策を見るために調べてみました(ネットは便利)。

大賞100万円狙いだって可能じゃ・・・

今回、初めて詳細を調べてみて思ったのは

東京書作展は、サイトTOPに「真に実力があり」とあるように、発足の由来は大手公募展の

審査方法などを良しとせず、ちゃんと審査をしょうということで生まれた書展だと聞いています。

応募資格が「滿18歳以上のみ」なので大手団体の審査員クラスも参加できちゃう!

つまり、プロが参加したら、高い確率で大賞狙えるんじゃないかな?と思ったのです。

そこで、どんな作品が大賞を受賞しているのか調べてみました。(東京書作展 これまでの結果

大賞は毎年同じ書風、独自性が高い

大賞を調べてみて、他団体の先生は大賞を取れないかもしれないと感じたのは残念!

複数年度見てみたのですが、大賞は毎年同じ書風で、独特なもので他では見ないスタイルです。

(当然、大賞以外でも、似た書風は散見されました。)

この傾向は、大手公募展にはない特徴のある傾向で、審査でかなり好みが出ているのだと思います。

逆に、彼らが大手公募展に出品しても入賞しにくいとも言えます。

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直近の第35、34、33、30回が同じ団体から大賞

調べていく途中で「日本教育書道藝術院」の出身者(所属?)の方が多いということがわかりました。

この団体は、東京書作展の第1回から審査員の大溪洗耳さんが創設者だそうです(所在地 上野)。

大溪洗耳さんの著書で有名なのが『戦後日本の書をダメにした七人』。

続編のサブタイトルは”くたばれ日展”・・・(笑)

東京書作展を生み出したエネルギーの源を感じます(笑)

日展は昨年、不正発覚(調査委員会は「問題なし」)で「ちゃんと審査しましょう」となりました。

東京書作展は、日展を始めとする大手公募展に対抗して生まれたと聞いていますので

書道業界では高額の賞金100万円が特定団体に集中したのは偶然でしょう。

(日本教育書道藝術院さんの出品数が突出している可能性もありますね。)

一方で、東京書作展の大賞100万円を狙うなら、日本教育書道藝術院さんで学ぶのが近道です。

大学進学のために進学校に行くように、芸術でも受賞をしたければ受賞者を多く排出している

学校や団体に人気が集まります。

応募人数からも、毎日展、日展を上部組織に持つ読売展、未記載ですが産経国際書展と比較しても

日本の書道業界で東京書作展は格下なのは否めないですね。

プロレスの新日本のIWGPや全日本の3冠と、DDTの王者を比較するような感じかな?(よくわからん)

成人の書道業界では日展、毎日展、読売展、ぎりぎり産経展で、かつ、上位の成績が書歴になる感じで

入選や、その他は賞歴を書かれる方は少ない気がします(アマチュアは除く)。

日展、毎日展、読売展は、東大合格は当然で、東大合格者同士で上位が残れるというイメージ(笑)。

今、メディアで活躍されている方は、日展、毎日展、読売展の賞歴はもっていませんので(極一部除く)

賞歴で仕事が舞い込んでくる時代は、過去のものになったのも事実です。

どの団体も書風があって、癖もあるので、書展を見て好みを探って楽しくやるのがいいですね。

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