「唐様(楷書)は使用禁止!」現在と真逆な江戸時代

意図的に”言わない”、“教えない”のも困ったものなのです。

たとえば、私も皆さん同様、

「日本人は昔から楷書を書いていた。」

と思い込んでいました。※日本人=多数の庶民階層

たしかに、「日本人は昔から楷書を書いていた。」と教えてもらったことはありません。

だって、「楷書は書いてない」と誰も言わない→「楷書を書いていた」と思い込むでしょ。

しかし、最も日本の文化が栄えた江戸時代は、楷書は今の書道のような特殊な芸事で

実生活、実用に使った歴史がなく、寺子屋でも教えていませんでした。

だから、現在の私達がノートやメモで楷書を使わないのは自然なことです。

過去の日本人も楷書が便利なら使ったでしょうけど、使っていないというのが現実です。

以下の2ページを呼んでもらうだけで目からうろこになる人がたくさんいると思います。

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※岡本氏:岡本綺堂 新歌舞伎の作者及び「半七捕物帳」が代表の小説家、劇作家

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※唐様:ざっくりと今の書道のこと。明治政府の公式書体。中華式の書。

公式書体の存在を聞いたことがないと思います。

では、官庁や役所の書類で名前など書く際に「楷書でお書きください。」という

記述を見た経験はないですか?

楷書が日本の公式書体だから、こういう記述があるわけです。

私の書展に、20代の書を専攻している方などもきますが、

展示の年表などをみて「コレ、本当ですか?」と質問をされます。

「逆に、どの辺が本当じゃないと思います?」と聞くと

「私はこのようなことを聞いたことも、教えてもらったこともないから。」という答えが多いです。

(まあ、私達の展示なので、和様中心のピックアップですが、出来る限りの検証はしています。)

書の歴史の書籍を1冊で良いので読むといいし、Wikiの日本の書道史でもいいと思います。

知っていると知らないでは将来の成果に違いが出ると私は思っています。

今回紹介した書籍は「やさいい古文書の読み方」です。

和様 書家 うどよし 公式ページ 東京の書道教室 和様 うどよし書道教室

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