日本の伝統芸術「引き算」の美しさ 国旗・華道に見る書

 

日本の日の丸のデザインが全世界のどんな国旗と比較しても圧倒的にすごい点。

これ以上、“引き算”できない。

これは、本当にすごいことです。

私が書を学んだ団体は、師匠を固定してはいけないという変わったところだったのですが

それ故に、面白い発見を学生時代にすることができました。

仲が決して良いとは言えない先生方(笑)
しかし、全先生の唯一の共通点、それが、“引き算”の考え方だったのです。
(具体的に“引き算”という言葉を言われたことはなく、私だけが使っている言葉だと思っていました(笑))

話は変わりますが、先日、私は日本橋高島屋で行われた池坊華道展(550年記念展)に行ってきました。

学生の頃、京都の池坊華道展に初めて行ったときに

私は、「華道」と「書道」の違いは

■書道 平面(2次元 2色)

■華道 立体(3次元 多色)

だと気づきました。

逆に共通点が1つ。

“引き算”

あれれ?書の世界だけのものじゃない??

よく考えたら、短歌、俳句もそうだ・・・。

“引き算”とは、
より大きな情報を伝えるために、如何に情報を少なくできるかという
美を競っているのではないかと。

私の書の方向性の種をもらった瞬間なのかもしれません。

私の書は、“とめはねしない書”ですから
書道業界の人からしたら「アホなことを・・・」と思う人も多いと思います。

わかっていますが、芸術性も古典には遠く及びません(だって、たくさんあるじゃん、資料や情報が)。

でも、1点だけ勝っています。

文字としての可読性の限界まで“引き算”をしようと試みている点

そう、“とめ、はね、はらいを少なくする”という発想はココから来ているのです。

そのうち、自分の書いているペン字が、まさに、それで、とめ、はね、はらいをしていないことに気が付きます。

生徒のみなさんはここまでわかってないと思いますけど、いつも言っていることは、ココにすべてつながるのです。

私は、わからなくなると、いつもココに戻っているのです。

私が間違っても、それは、私個人の才能や運、能力的なもので

この理論は私にご教授いただいた先生方の名誉もかけて、間違ではないと自信を持っています。

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