現代アート / 書家 うどよし
うどよし / Udoyoshi
作風:コミュニケーションを生む「かわいい書」
活動テーマ:「手書き文字をエンタメに!」
「唐様(中国風)=威圧」に対し、「和様(日本風)=かわいい」。
本来、中国の書(唐様)は政治や支配の象徴として「威圧」の美を求めた一方、日本の書(和様)は想いを届けるコミュニケーションツールとして「融和(かわいい)」の文化を育んできました。
現代の書道界が「威圧」に偏重する中、私は現代文を基礎とした「かわいい書」を提唱しています。これは単なる愛らしさではなく、日本本来の「和=調和」の精神を現代アートとして復権させる試みです。
【なぜ現代和様なのか】書道史のミッシングリンク
明治以降、書道は「美術」ではなく「文学・教育」として扱われた結果、主要美大に専門学科がなく、現代アート市場から切り離されてきました。
さらに、1900年の「変体仮名廃止」により、江戸時代まで続いた「読める筆文字(和様)」の伝統が断絶しています。
この「構造的な不在(空白)」こそが、手つかずのブルーオーシャンです。
現代和様は、この空白を埋める「コロンブスの卵」であり、私はこの忘れられた王道をエンタメの力で再興します。
主なプロジェクト・企画
【手書き文字 × エンタメ】
「手書き文字をエンタメに!」をテーマに、書道の常識を楽しく壊す公募展を展開しています。
(※開催する公募展はすべて文化庁後援を取得しています)
≫ 公募展の総合案内はこちら
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■ おもしろい書展
日本唯一の『読める書』(現代和様)がテーマの公募書展。
毎年2000名程度の来場者で賑わい、採用型審査(企業マッチング)など独自のシステムを導入。 -
■ #ペン字コンテスト
キレイな字じゃなくてイイ世界最速1分アート。
メモ、独り言、推し活など、AI時代にこそ輝く『手書き文字の個性』を応援する企画。 -
■ スクバデコ・コレクション
〜平安の和歌は、令和のデコだ〜
平安時代の「かな」は当時のコミュニケーションツール(今の絵文字やHIPHOP)でした。女子高生のスクバデコを現代の生きた非正規アートとして美術館で正当に評価・展示する試み。
【ビジネスモデル構築 × 次世代教育】
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■ The GATE
書道家のための新しいビジネスゲートウェイ。既存の教室モデルに依存しない、アーティストとしての収益化とキャリア形成を支援するプロジェクト。 -
■ キッズマーケットシェフ(KMC)
子どもたちが「商い」を学ぶ実践型プログラム。創造性とビジネス感覚を養う場の提供。 -
■ 世界に1冊だけの絵本屋さん
子供の描いた絵や文字を、プロの技術で「本物の絵本」に製本。手書きの温もりを一生の宝物にするサービス。 -
■ 組織運営
わよう書道会 代表 / うどよし書道教室 主宰
活動の指針:書道の「仕組み」を彫りなおす
日本では、国内最高峰の公募展「日展」の応募数の約80%、東京都美術館の貸館利用の約40%を「書道」が占めています。
これほどの規模と技術がありながら、アート市場や商業デザインと太い線でつながらず、社会の中での役割=「機能美」が見えにくくなっている。内向きの世界で、技術だけが磨かれてきた側面があります。
私の活動は、紙の上に文字を書くことだけではありません。
いったん立ち止まり、「書道界」という大きな仕組みそのものを素材ととらえて、社会の中で機能する形へつくり替えることに取り組んでいます。ここで言う「彫刻」は、石や木ではなく、制度・教育・市場・評価といった“関係”に手を入れることです。
いわば「社会を素材にした造形(Social Sculpture)」の立場から進めています。
そして作品制作は、そのための大切な手段のひとつです。作品で新しい基準や使い道を示しつつ、評価・学び・流通の設計と行き来させながら、全体を動かします。
いま、どこが噛み合っていないのか?
- 内向きに回りやすい評価:団体ごとに基準が異なり、同じ実力でも外に出ると伝わりにくい。「ある場所での受賞も、別の場所ではまたゼロから」という非互換が起きやすい。
- 社会との接点が細い:古文・漢文中心の学びは尊い一方で、スマホ以降のデジタル環境や現代の現場にそのまま接続しにくい。
- 結果として“選ばれにくい”:学ぶ意味や続ける理由が見えにくく、外の産業・文化と循環が生まれにくい。
私がやっていること
- 評価軸のアップデート:「うまい」だけでなく「読ませる・使える・伝わる」。現代日本語やタイポグラフィ視点、デジタルでの見え方も重視します。
- 使い道の回路をひらく:アニメ・漫画・ゲームのタイトルロゴ、映画の題字、ブランドやパッケージ、空間サインなど、書が生きる現場へつなぎます。
- 学びの再設計:レタリング×デザイン、デジタル筆、IP/著作権の扱い、海外に伝わる見せ方(ローマ字や英語との組み合わせ)まで含めて組み直します。
- 流通・アーカイブの整備:団体をまたいで通用するポートフォリオ、審査の見える化、価格形成や記録の仕組みづくりを進めます。
失われた「機能美」を取り戻し、100年後の教科書に載る「未来の古筆」を生む。
そのために、作品づくりと仕組みづくりを並走させながら、書道の関係をやさしく彫りなおしています。
この新しい伝統をつくるプロセスに、あなたも参加しませんか?
▼ 詳細な活動履歴を見る(2009年〜現在) Click to Open
- 2009年4月 大手食品~外資系ソフトウェアコンサルの傍ら、和様を独自で研究、開発し、独立
- 2010年2月 dancyuの表紙採用
- 2010年4月 根津教室を開講
- 2010年5月 王様のブランチ出演(キー局初出演)/日本橋三越本店「いけばなの根源 池坊展」コラボ(百貨店 初出演)
- 2010年11月 外国人の和様の書道体験受け入れ開始
- 2011年3月 東日本大震災で『がんばろう日本。』 ロゴを発表(全国の復興行事などに採用)
- 2012年9月 第1回 団体展「読める書展」(東京 九段下)/「ぶらり途中下車の旅」出演
- 2012年11月 リクルートSUUMO「かんだ1か月」
- 2013年5月 第2回 団体新人展「今で書。」(東京 九段下)
- 2013年9月 学校法人NHK学園(国立)で講師開始
- 2014年1月 第3回 団体展「和様の書展」/公益財団法人 東京観光財団 公式サイトに採用
- 2014年8月 国際会議CABS(知恩院)の懇親会で和様体験
- 2015年7月 日本サッカー協会&国際交流基金 5カ国U-15代表 100名同時の和様体験
- 2015年10月 わよう書道会設立
- 2016年3月 東京都観光部『東京ハンディガイド』掲載
- 2017年1月 第6回 公募展「和様の書展」(東京 池袋 後援:豊島区)開催
- 2017年4月 扶桑社SPA! 漫画家 西原理恵子氏「できるかな手習い」2週掲載
- 2018年1月 テレビ東京「アド街ック天国 神田明神特集」14位
- 2018年11月 第8回 公募展「和様の書展」第1回「クセ字コンテスト」/「東京観光案内窓口」指定
- 2021年1月 上野マルイ 第1回 藝育展
- 2021年10月 JA共済書道コンクール向け「日本一ゆるい書道手本」13500ダウンロード達成
- 2021年12月 「趣味の文具箱」4P 特集
- 2022年3月 アートフェア東京(AFT)出品
- 2022年4月 第10回 和様の書展/第3回 クセ字コンテスト(東京都美術館)
- 2022年10月 ユニクロ御徒町店 UTme!にデザイン提供開始
- 2023年8月 第11回 和様の書展/第4回 クセ字コンテスト(東京都美術館 来場者数1300名超え)
- 2023年10月 ART SHODO SELECTION in Tokyo #3 キュレーター 村瀬真以 賞
- 2024年1月 ART SHODO AWAJISHIMA MDP GALLERY・山本由紀 奨励賞
- 2024年3月 JAPAN SHODO SHOW 2024 慶瑞あかまんま 田口和幸 奨励賞
- 2024年8月 第12回 おもしろい書展/ #クセ字コンテスト5(東京都美術館 来場者数2000名超え)
- 2025年8月 第13回 おもしろい書展/ #ペン字コンテスト6(予定)
- 2025年10月 「書の詩(うた)を聴け」WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO