STEAM教育ワークショップ「ぼくの/わたしの考えたかっこいい/かわいい文字」
STEAM教育とは?
「STEAM教育」と言う言葉を聞いたことはありますか?
「STEAM教育」とは「科学(Science)」「技術(Technology)」「工学(Engineering)」 「芸術・教養(Art)」「数学(Mathematics)」の5つの頭文字からつくられた言葉です。
これからの教育は、この5つの観点を重要視したスキルを養うことが求められるというヤツです。
文部科学省も「STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進」として特集しているほど。
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「ぼくの/わたしの考えたかっこいい/かわいい文字」
このワークショップは、STEAM教育で重要なARTを最も身近な誰でも書ける文字を通じて習得しようとする企画です。
私が今まで何度か参加したアート系のワークショップで、芸術団体や美大出身者の方の実施するものが「何でも自由ならいい」と言う印象がありました。
一方、私の企画するワークショップは”制限した世界内で自由を発揮させる企画”が多いです。
「文字縛り」することで、文字の世界の中で自由に集中できるため、自由度が上がる傾向が生まれます。
過去に実施した「かべ書道」も「文字を書く」以外は自由なので、絵が描けなくても字は書けるので参加ハードルが下がります。
ただ、画一化教育を刷り込まれた親は「文字、筆=習字」となり、子供に習字をさせてしまいます。
子供向けワークショップは、親にも「企画の意図を感じて!」とアート思考を身に着けてもらう機会でもあります。
動画
STEAM教育の最弱「芸術・教養(Art)」が重視されない背景
ズバリ、STEAM最弱の戦士は「芸術・教養(Art)」です。
私も書道業界、芸術団体を見ていて、現在の受験方式では難しいのだと思います。
右図は前述の文科省のSTEAM教育の資料が証明しています。
文字情報を詰め込んだ資料で、全くアートを感じませんよね。
私は、日本文化は「かわいい」に主役されると思っていますが、
逆に、今後、STEAM教育が本格的になった場合「芸術・教養(Art)」が勝敗を分けるジャンルになる可能性があります。
アートは幼少期の刷り込み回避が困難
アートや音楽、運動は、子供の頃の刷り込み、失敗体験が大人になっても邪魔をします。
おそらく、STEAM教育の方針の関係者でも「手書き文字は、キレイな字じゃないとダメ」と思う人が大半でしょう。
「楷書は、活版印刷のために明治政府が採用した文字」という歴史を誰も知らず、書道専門大学を卒業した書家でも「楷書が文字の基本」だと思い込んでいる人がいるほどなので、根が深い。
(中華5書体で最も新しい「楷書」が基本ではないことは明確。ただ、日本の楷書至上主義の世界では思考停止になり、自ら気付くことは難しい)
最近だと教科書に掲載された「江戸しぐさ」問題がありますが、知識の詰め込みでは、知識がないのに印象やイメージで判断してしまいがちです。
※江戸しぐさ 実在史料が確認されておらず空想の可能性が高い
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