2011年3月11日に東日本で発生した東日本大震災。
都内にいた私は、急に目の前がフラフラし、一瞬「立ちくらみ?」と思いましたが、
阪神・淡路大震災の経験から、すぐに大きな地震と気付きました。
2010年4月に教室を開講して1年目の終わりでした。
入ってくる情報の惨劇度合いが凄まじく、色々な公的、民間行事が自粛ムードとなる中で
「これは、阪神・淡路の規模なんてものじゃない。日本全体で被災地をサポートしないと!」という思いが強くなっていきました。
私は、Webサイトやインターネット配信で「日本語の読める書を書きましょう!」と提案し続けていました。
「こういう時こそ、私の和様の”読める書”がメッセージを出さないでどうする。」
素の感情で震災5日後、3月16日、3枚の『がんばろう日本。』を揮毫し、内の1枚をWebサイトにアップしました。
当時は、サイトアクセスが30-50UU/日(純粋なサイト訪問者数)の業界でも全く無名のサイトでした。
ところが、『がんばろう日本。』はSNS経由で、瞬く間に世間に拡大し色々な場面で使っていただけました。
(問い合わせ数は、300団体を超え、個人で対応できる限界ギリギリでした。)
数年たった今でも、使っていただける団体、企業様があることは、『がんばろう日本。』は恵まれていると思います。
そして、『がんばろう日本。』は、SNSが存在したおかげで、メディアや商品のタイアップなしで
世間に認知された、おそらく初めての書作品です。
同時に、続け字、崩し字を使わない”漢字ひらがな交じり”の書法、書論が世間に認められた事例にもなりました。
江戸時代に衰退した和様にとって『がんばろう日本。』は、まさしく現代和様の始まりを告げる書作品となりました。
『がんばろう日本。』震災支援ロゴ | |
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刺繍ワッペン 玉屋デザイン(仙台市) |
缶バッチ他 NPO法人クープ(静岡県伊藤市) |
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タクシーステッカー 社団法人 北海道ハイヤー協会(北海道) |
イエメン大使館 お礼状 |
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