【2022年最新版】書道がリストラ?NHK大河ドラマ題字まとめ
NHK大河ドラマの題字まとめ
NHKさんが作ってくれないので作っていたら2020年6月、NHK公式が作ってくれました大河ドラマの題字
NHK大河ドラマがバラエティ化?アナログ(毛筆)→デジタルへ
日本で最も露出度の高いNHK大河ドラマの題字は「書道離れ」が続いています。
ただ、基本、書道業界以外からの採用で、それが進んで書道業界以外の書道も不採用って流れなのかもしれません。
2022年「鎌倉殿の13人」2019年「いだてん」のフォントに続き、2023年「どうする家康」はデジタルカリグラフィーとなりました。
内容もフィクション?コメディ化の傾向が続く限り、よりカジュアル路線になるのではないかと思います。
こうなってくると「大河ドラマ」の役割は終えつつあるのかもしれません。
書道業界出身者は不採用?NHK大河の題字事情
■大手書道公募展の賞歴は、あまり関係ない。 →大手公募展の主要な賞の受賞者が過去2名しかいない・・・(非公開なら、しらん!)。
書道業界は日本の4大書展(日展、毎日、読売、産経)に寡占されており、無所属の書家を探すほうが困難なほどですから、NHK大河の題字は、現在の書道業界のトレンドとは別視点で決定していることがわかると思います。
(公募展入賞、入選などは半数がもらえるので無評価。 所属の団体展、詐称の疑いの賞歴は無評価としました。)
■NHKの大河ドラマに読売、日展系の書家がいない(と思われる)。 →NHK大河ドラマの題字選定者は、商業的な表現を好む傾向がある(テレビだし)。
■誰だかわからない人も担当している・・・。 →日本で最も露出度のあるNHK大河ドラマの題字を提供しているのに ほとんど名前が出てこない人が結構います。
謙虚すぎです! 先生をしているなら本人やお弟子さんや団体の活動から名前が出てきそうなのに・・・。
■同じ人が複数回担当することがある。
→1位 渡辺裕英氏 8回、2位 望月美佐氏 4回、3位 須田利一氏 3回。
■1/3のタイトルの揮毫者が不明。決定がいい加減かも?
→19/53タイトル 約36%が題字の作者が不明だそうです・・・。どうなっとんだ?
→追記:NHKさんの調査で、不明だった多く担当者が判明しました!
■1998年 武田信玄 の題字は当初、単なる素人に依頼していた
→最初、海老原哲弥氏が当初担当していたが、賞歴詐称がバレて急遽差し替え(つまり、騙されたNHKは被害者)。
■職業別 題字担当回数は、書家が1位14回、2位 NHKの内作6回。
→ただし、8回担当した渡辺裕英氏は、元㈱NHKアートらしい。内作するとはもったいない・・・。
職業 | 集計 |
---|---|
不明 | 20 |
書家 | 16 |
㈱NHKアート | 6 |
原作者 | 3 |
俳優 | 2 |
脚本家 | 2 |
現代美術家 | 2 |
自筆書状 | 1 |
切り絵 | 1 |
天台宗僧侶 | 1 |
篆刻 | 1 |
映画タイトルデザイン | 1 |
グラフィックデザイナー | 1 |
クリエイティブ集団 | 2 |
左官技能士 | 1 |
フォント | 1 |
参照NHKのサイト http://www.nhk.or.jp/archives-blog/genre/drama/35001.html
ただし、ここだけでは不十分だったため色々調べて追記しました。
間違いなどあればご指摘くださいませ。
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