まるで服?25幅の掛け軸をハンガーラック展示 手に取り鑑賞する新スタイル

上野マルイ35周年企画は懸垂幕だけじゃない

現在「上野マルイ35周年」懸垂幕がビルにかかっています。
ブログ https://udoyoshi.com/archives/3457
そして館内には、その文字を使ったイラストなど散りばめられています。




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タイトル「ハンガー・ディスプレイ」服のように幅(掛け軸)を売る!

テーマが「ファッションのようにアートを売る」に合わせてファッション販売の定番のハンガーラックにそれぞれ内容や表具の異なる掛け軸を25幅(掛け軸の単位は「幅」)並べています。

アートの聖地「上野」からアートリテラシーの向上を行う

掛け軸は、1つ1つ壁面展示するほうが見やすいです。
これは、ファッションアイテムも同じことです。
しかし、みなさん、隙間なく陳列されたスペースから自分に似合う服を見つけ出すことができます。
これは、お客様自身に長年培ったファッションリテラシーがあるからです(簡単に言うと「慣れ」の問題ってことです)。
上野は美術館がたくさんあり、多くの人が美術館に1000円~1500円払って、行列して作品を鑑賞されています。
しかし、ほとんどの人は、10万円どころか1万円の作品すら所有し、自宅で鑑賞したことがないのです。

美術館100回より10万円の作品を買う

多くの人は、100回美術館に行くより、10万円の作品を1点買う方が、アートリテラシーは上がると思います(もちろん、美術館にも行ってほしいですが…)。
例えるなら、トップブランドのファッションショーを何回見ても、普段着のファッションセンスは上がらないと同じです。
私は今回の展示で、ファッションアイテムをハンガーから手に取って選ぶように、”現代アートの掛け軸を選ぶ”お客様の行動を含めて「ハンガー・ディスプレイ」という現代アート作品しました。
ちなみに1つ1つ解説を見ていくと、私のハンガー・ディスプレイだけで30分は過ごせます。




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作品紹介

この作品は、私が初めて現代アートを意識して作成した作品と言えます。
タイトルは「雪隠/Fountain」といいます。
現代アートを少し知ってる人からしたら「Fountain(泉)」だけで理解できると思います。
一方で、出光美術館が好きな方なら「雪隠(トイレ)」といえば…わかりますね。
日本美術と西洋現代美術の両方の知識があると大変楽しめる作品です。
潤滑なコミュニケーションを発生させたい場所(企業の応接間など)にも良いんじゃないかと思っています。

レア、手塚プロダクション公式の掛け軸もある

私の作品にはアニメモチーフのシリーズがあります。
そこで「手塚プロダクション」の公式書作品を紹介します。
今回出品しているのは、エディションNO.2になります。
(このシリーズはエディションが上がるごとに値段が上がっていきます)
手塚るみ子さん(@musicrobita 手塚プロダクション取締役、お父さんが手塚治虫さん)からもTwitterで紹介をいただきました。

その後、手塚るみ子さんのご主人(桐木憲一さん@musicrobita)からもリアクションがあり、その後、好意的なご意見をいただきました。

 

この作品は、表装だけでも書だけでも成立しない作品である点を理解いただいています。

作品はすべてレプリカ

私は「作品」と認めた直筆作品は自分が所有しており他者への販売はしません。
これは、書は作成時間が大変短く「同じ構図の1点モノを大量生産できる」という特徴があるからです。
実は、「ア」の作品は1分もからないので、浮世絵のように、それぞれの工程に他者が関わるレプリカのほうが大変です。
しかし、書は類似構図の1点モノ作品をたくさん書くことができるため、作者すら数を把握できません(1点ものだから把握する必要はないのです)。
そこで、私は「作品」と認めたもは、第三者(大日本印刷/プリモアート)に委託管理(撮影、複製)し、指定の職人が表装することで透明性と希少性を担保する新しい試みを行っています。※高級ラインの場合
(実は、もう一つ仕組みがあるのですが、それは会場にいけばわかるかも???)
これは、たまたま今回の「ファッションのようにアートを売る」というコンセプトにも一致しています。

■在廊日時

8/21(金) 終日
8/22(土) 13時30分~
8/23(日) できるだけ行く
8/25(火) 終日 ※最終日なので18時まで


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