2017年 和様の書展「審査員募集のおしらせ」(企業・団体)


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「和様の書展」の審査員をしていただける企業団体を募集

以下の公募書展「和様の書展」の審査にご協力していただける企業団体を募集します。

日程:2017年1月13日~15日 開催(審査日 12日午後予定)

会場:東京芸術劇場(池袋)ギャラリー2

いよいよ第6回から「和様の書展」は公募展へ!

和様とは、簡単に言うと「日本語の書」になります。

(皆さんが「書道」と呼ぶのは、唐様といい明治以降に普及した外国語の漢文中心の書道)

当団体は、2011年から毎年、団体所属の方限定の書展を5回開催してきました。

そこで第6回からは、団体展から“公募展”「和様の書展」にチャレンジすることにしました。

あわせて、A4サイズの2つ折りパンフレットを準備し、今後配布をしていきます。

もし、ほしいという方は、ご連絡をいただけたら対応いたします。

ダウンロードも可能にしておりますので、以下の「ダウンロード」から取得してください。

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2016年6月段階での審査員(企業・団体)の状況です…営業をがんばります!

(現在のところ書道関係半分、他業界半分という感じです。)

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書道を制するものは芸術を制する

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「書道なんて芸術ではシェア低いんでしょ?」ってイメージを持つ人も多いです。

これは完全な誤解で、日展の出品数の70%以上は書道です(出品料だけで1億円超え!)。

書道がこれほど普及した理由は、戦後の日展をはじめとする大手新聞社系の公募展の影響です。

書道は頭と手が動けば続けられる「生涯現役」の趣味

一般人には読めない書道作品

書展は公募をやっている美術館なら、ほぼ毎日開催するほど活発です。

書道は、性差、年齢差が出にくいので、高齢でも続けられるというのも大きいです。

しかし、それだけ裾野が広い書道でも、一般人が読める書作品、つまり、和様がないのです。

もし、日本語の読める書道の和様の認知度が上がれば、さらに新規・再開人口は増えるし、

内容が読めるので楽しみながら書展見学をしてもらえます。

和様は日本の書道の本丸であり、明治初期に失われた和様復活の悲願

現在の書展は漢字が最も多いですが、漢字/かな/調和体/墨象(抽象)に分類できます。

さらに、書なのに美術館や書展から、除外されている古文書の書や江戸文字があります。

それらと和様を合わせた書道のポジションを示した表が以下です(用語解説は最後)。

書道業界での和様ポジション

分類は「日本人が読めるかどうか」という、当たり前の内容で行ってみました。

・現在、日本語の筆記は、字を略したり、崩したり、続けずに行う。→ 活字体

・日本人は外国語ではなく日本語を書く。→ 日本語

「和様」は、空白だった右上に分類されます。

逆に、筆記体を使わないで日本語を書く毛筆の書スタイルが今までなかったということです。

この背景には、江戸幕府と明治政府の情報技術「書」を巡る政治的な歴史があります(割愛)。

和様がない→作ったらいい(単純)

書道の歴史

既存の書道には、王羲之をはじめ過去の参考となる書がたくさんあります。

また、現在の「漢字ひらがな混じり」になったのは戦後です(明治以降は「漢字カタカナ」)。

鉛筆はもちろん、シャープペンも普及し始めた時代に、筆を筆記具にする人はいません。

つまり、現在の日本語の書き方で、筆記具の主力が筆だった時代がないから和様がないのです。

和様がないのであれば、現在の書道のノウハウを使って、新しく和様を作ったらいいのです。

そのために、新鮮な目で企業・団体の審査員の方に作品を審査してほしいのです。

「和様の書展」に市場のニーズを反映してください

現在の書展の欠点があるとしたら、審査基準≠市場ニーズとなってしまった点です。

これを是正するために、今回の「審査委員募集」があります。

書に無関係な方が審査する→市場ニーズが反映する審査結果になると思っています。

また、審査を一般的な合議制ではなく単独審査にして、透明性も確保しました。

「当社に是非営業してみて!」のような声でもOK

和様の書展の審査員を検討していただける担当者様がいらっしゃいましたらご連絡ください。

待ってるだけで認知していただけるものではないので積極的にお声がけさせていただきます。

また、「自分に決定権はないけど、私の会社は興味を持ちそう!」という情報もお待ちします。

審査員企業にお願いしたい3つのこと

審査員になっていただいた企業・団体は、以下の3点は必須でお願いをする予定です。

・賞と副賞の設定。(社名、製品名、地名などOKですが事前に公開されます)

・審査日に審査をして受賞作品を決めてください。

できたら「和様の書展」が盛り上がるようにいろんな形で応援をお願いします。

もし、可能性がありましたら、是非、お問い合わせください。

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ファン、アーティスト(出品者)、審査員募集のためクラウドファンディング開始

Campfireにて「和様の書展」のクラウドファンディングを開始しました。

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※クラウドファンディング:ネットなどを通じて、一般の支援者から資金調達などを行う仕組み

初の試みで、まだわからないことも多いですが、スタッフの協力を引っ張りだして、認知を高めたいと思います。

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日本語を筆ではなくペンで書く→毛筆に逆輸入

『とめはねっ! 鈴里高校書道部』河合克敏さん

ここから、少し私の和様のスタイルについて解説します。

和様の書展には、私のスタイル以外の作風も期待しますが、一つの目安になると思います。

最も有名な書道漫画のタイトルが「とめはねっ!」のように、とめはね=書道の代名詞です。

でも、私の和様のデザインは「とめ、はね、はらい」が少ないです。

「現在の日本語の書き方になって、筆で書いた時代がない」と前述しましたが

ペンで実用の筆記を行った時代ということです。

現代版「和様」追求していくうちに、結果的に、現在の実用の筆記に近づき、

実用の硬筆→非実用の毛筆 へ逆輸入現象が発生したわけです。

追い風?文化庁「とめはねとか細部にこだわらない」

2015年ごろから日本の書道の元締めの文化庁から予想外の追い風がやってきます。

元々、昭和23年内閣告示第1号 「常用漢字表の実施について」の使用上の注意事項で

「これを筆写(かい書)の標準とする際には,点画の長短・方向・曲直・つけるかはなすか・とめるかはね又ははらうか等について,必ずしも拘束しないものがある」
(さらに昭和56年 常用漢字表で書き文字の多様性を認めていたが認知が広がらなかった。)

とありましたが、文化庁(文化審議会国語分科会漢字小委員会 最下部URL参照)が

「細部に必要以上にこだわることなく、適切な文字をより安心して積極的に用いる事ができる社会の実現」

を再度、打ち出し、「字形は違っても同じ字体なら同じ文字」と明確化しました。

「とめ、はね、はらい」など字体に関係しない装飾の省略やデザインがOKとなったのです。

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【和様のスキマの用語解説】

江戸文字
歌舞伎(勘亭流)、相撲(根岸流)、落語(橘流)などです(他に提灯、ひげ文字など)。
これらは、主となる文化本体が継続されているため、現在でも馴染みがありますね。
古文書
華道や茶道には流派があるように書道にも流派があります(みんな知らないだけ)。
江戸時代の古文書は、寺子屋で教えた日本で最も普及した筆字の「御家流」です。
逆に、現在の書道は明治政府が中華式の唐様「菱湖流」を採用し普及します。
抽象
書道では前衛書、墨象(ぼくしょう)ということが多いです。
非文字性の作品で、調和体同様、昭和以降に始まった新しいスタイル。
調和体
近代詩文書、現代文など団体で呼び名が違います。
書道をやっている人は調和体が和様になるんじゃないの?って思うかもしれません。
調和体は崩し字(筆記体)を使っていますので、残念ながら一般人は読めません。
楷書
習字=楷書というくらい最もポピュラーな書体で小学生くらいまでの課題なら読めます。
楷書も大人になると、中華の古文の漢文を書きます。
簡体字に慣れた今の中国人も読めません。

【文化庁の参考資料】

第1章常用漢字表「(付)字体についての解説」の考え方について(案)

「手書き文字の字形」と「印刷文字の字形」に関する指針(仮称)目次~第3章(案)

「手書き文字の字形」と「印刷文字の字形」に関する指針(仮称)字形比較表(案)

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