【動画】第30回 文具・紙製品展→DESIGN TOKYOレポート

日本は、どうしてしまったんだろう

初めて文具・紙製品展に行ってきたので、その内容を動画にしました。
動画を作る目的もあって、参加したような部分もあったのですが、具体的な製品で、日本企業と外国企業に、大きな力の差を感じてショックでした。




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日本「ハンコを真っ直ぐに押せます!」海外「ノートのようにタブレットに手書きできます」

動画は回った順に作っています。
印影を紙に投射しながら押印することで「ハンコをまっすぐ押せるようにしました」と言う日本企業の製品を見た後に、ノートに書くようにタッチペンで手書きできる海外製品の端末を見て、あまりHappyではない気持ちになりました。
書道道具の世界に限ってみても「中国の印材が枯渇しているから人工印材を作る」という視点はありです(実際、私も使っています)。
しかし、これは、印材需要がこのまま維持されると言う前提の話です。
日本の書道の根本の問題は「書道人口が激減」で、これに歯止めをかけるハードウェアやソフトウェアを開発する企業や書道団体がありません。

台湾の女性2名が作った書道道具をみてください

詳細は動画に載っているので見てもらえばいいのですが、書道経験の浅い女性2名が作った書道道具セットです。
うどよし書道教室で使っている「DESIGN TOKYO 2019」で優秀賞を取っています。
「DESIGN TOKYO 2019」がどのような募集と審査をしているかわかりませんが、どんな団体のコンペであれ、他の多くのプロダクトの中から「書道道具セット」が選ばれたということは、良いニュースだと思います。
ちなみに、以下が、私が発案した現行の書道道具セットです。

最も重要なコンセプトである「円柱形ケースに一式を収納する」点が共通しているのは、大変興味深いです。
(どっちが先かとなると、現在、大学院生の彼女の年齢からして、私が先なのは間違いないです。)




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書道道具セットがダサい

通訳の方の表現を借りると「書道道具セットがダサい」のです。
私もそう思ったので、現在の形になっているのです(まだ改善点が必要ですが…)。
大人の習い事で書道道具セットを使っているのも大半が女性。
似たような構成の化粧道具を使っているのも大半が女性。
しかし、ハードウエアの書道道具には女性のアイディがほとんど反映されてないように思えます
同じくソフトウエアとなる「書き方」に関しても、女性的な書き方の提案がありません(威圧感のある書風が多い)。
もしかしたら、男性的な書き方(強い表現の書風)が主流であることも、間接的に影響しているかもしれません。

「書道道具セット」は随時、見直そう

今回、彼女達から刺激を受けて、私の書道道具セットも、磨きをかけないといけないなと思いました。
書道道具メーカーさんや技術を持っているメーカーさん、これを見ていたら一緒にやりませんか?


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