文化行政の方に「日本の書道の歴史」を知ってほしい


入札条件が内容ではなく実績

令和2年度 国際会議開催支援プログラム 文化体験・アトラクションプログラム実施業務
の募集の中に
仕様書(書道体験プログラム)(PDF:228KB)
がありました。
日本で行う「国際会議開催支援プログラム 文化体験」なので、私達が提供している日本語の和様の書道体験は最適な体験プログラムです。




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応募資格がない

結論から言うと「応募資格がない」ため応札できませんでした。
契約情報_(PDF:112KB)
ここに応札できる条件があります。

①、②のいずれか、③及び④の要件を満たす者
①東京都の平成31・32年度物品買入れ等競争入札参加有資格者で、営業種目「120」催事関係
業務又は「190」その他の業務委託等に登録があり、「A」又は「B」又は「C」に格付けされている

過去3年間に当財団又は官公庁等において同種且つ同程度(国際会議などで文化体験・アト
ラクション等の提供の業務)の実績を有する者
③東京都暴力団排除条例(平成23年3月18日東京都条例第54条)に定める暴力団関係者又は
東京都が東京都契約関係暴力団等対策措置要綱第5条第1項に基づき排除措置期間中の者と
して公表した者(ただし、排除措置期間中に限る。)でないこと
④東京都の平成31・32年度物品買入れ等競争入札参加有資格者で、指名停止期間中でない

オレンジの文字、”過去3年間”に実績がないため応募できないのです。

公募の「公平性」でも、その基準は公平?

実は、過去に該当する体験の実施は行っています。
2014年8月 国際会議CABS(浄土宗総本山の寺院 知恩院)の懇親会(公式のレセプション)で和様体験
2015年7月 日本サッカー協会&国際交流基金 5カ国U-15代表 100名同時の和様体験
国際会議でどのくらい書道体験の企画があるのかわかりませんが、そんなに多くはないと思います。
そこで、募集要件について東京観光財団に相談したのですが、「公平性」のためダメでした。
そもそも、”過去3年間”という基準は公平なのでしょうか?
例えば、特定団体を指定したい場合、この公募要件を調整することで特定団体しか入札できなくすることだって可能です。(実際に、公共工事や備品発注等で行われていることです)

「公平性」のある公募はひっそり終わる

今回の募集期間は7日間。
2020年02月10日 ~ 2020年02月17日12時
そもそも、この公募を、どうやって知ればいいのでしょう?
答えは、2-3日に1回、主要なWebサイトをチェックするのです。(国民に無駄な作業をさせる)
公的機関には、メーリングリストのようなものを作ってる組織もあるのですが、「クールジャパン官民連携」は、官民連携と言いながら、既存会員や関係省庁の推薦がないと入れません。
推薦状を書いてくれるような官僚の知り合いがいますか?
特に地方だと厳しいですよね。

クールジャパン官民連携プラットフォームとは…
クールジャパン戦略の一層の推進を図るため、官民・業種の垣根を越えた連携を促進し、情報共有やビジネス・プロジェクト組成の後押しを目的とするものです。
(略)

当プラットフォームへご入会を希望される方は、下記連絡先までご連絡ください。
(入会要件:当会員の2名(団体)以上の推薦or関係省庁、関係機関(1団体)からの推薦)

ちなみに、私は、何度かやり取りをした後、推薦条件を揃えて2018年10月「内閣府知財事務局クールジャパン戦略」に申請済み。
その後、連絡がありません。
官民連携を目指すクールジャパンですら、こんな状態。
でも、政治力がある団体や個人と、一般人は、行政上、公平に扱われることはありません。
「上級国民」という流行語がありますが、国の上流に絡むほど、上流の人脈が必須です。

「嘘も100回言えば真実になる」をひっくり返す作業

さて、本題に戻りましょう。
この「国際会議開催支援プログラム 文化体験」の目的は以下のとおりです。

本事業は、東京で開催される大規模国際会議に関し、誘致を促進すること、または東京の魅
力を PR し参加者の満足度を高め再来訪につなげることを目的に、参加者向けに東京の伝統
的または現代的な文化体験等を提供する。

最も大事な内容ですが「東京の伝統的または現代的な文化体験等を提供」できる団体がいるのでしょうか?
書道に詳しい人はわかると思うのですが、習字の「楷書」は、外国文化です。
日本の最高峰「日展」の下部組織 業界No.2「読売書法会」は「書法」(中国語の書道の意味)を冠に使うほど、日本の書道は中華式です。
右図を見ればわかりますが、日本で独自進化した書道は「和様」です。
具体的には、「かな(上代様)」「御家流」や私達が取り組んでいる現在の日本語の和様です。
この募集内容には「日本の書道≠日本文化」という認識ないと感じます。
私の主催する「わよう書道会」は、東京観光財団から東京都観光案内所にも指定されており、一定の評価を頂いているのですが、同じ組織内でも、間違った認識を改めてもらえるよう地道に情報発信を続けるしかないと思います。(嫌がられるだろうな…)
書道の文化盗用問題について以下に詳しく書いています。

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