「和様の書展」の作品募集&「近代書道史まとめ」リリース(応募要項付き)


ほとんど研究されてない近代書道史の実態

「うどよし」のサイトは、久しぶりの更新です。
日々の業務が「和様の書展」がらみがほとんどだったので「うどよし書道教室」と「わよう書道会」は適度に更新をしていました。
和様の書展の何をしていたかと言うと「近代書道史」をまとめていました。
「そんなの専門書に載ってるだろ?」
20年前の私ならそう思ったでしょう。
和様に取り組んでわかったことなのですが、近代書道史は、ほとんど研究や整理、認知がされていません。
そのため、業界に都合の良い誤解は、”あえて”訂正しない悪しき文化がある気もします。

「近代、現代書道の父」は写真があるのに「書道は伝統文化」という矛盾

この画像は今回使わなかったデザインですが、「日下部鳴鶴」氏、「比田井天来」氏ともに、現在の書道の基礎を作ったとても有名な方で、異論を唱える人はいないと思います。(書を学んでいて知らない人はいないと思います。)
「書道は伝統文化」という表現は、いろんな書籍等でその主張は目に入ります。
だから、昔の私も「書道は伝統文化」だと思い込んでいました。
「父」といわれる書道の創始者の写真があるのにです。
写真機が平安時代や鎌倉時代にはなかったことは誰だってわかりますし、坂本龍馬などの写真などが有名なので、日本には幕末~明治に入ってきたというのは想像できるしょう。(最初の写真は、1827年 フランス人発明家ジョゼフ・ニセフォール・ニエプス)
この事実を知っていながら「あれ?書道って、いうほど歴史や伝統があるか?」とすぐに気付かなかった事に、割とショックでした。

正しい歴史を知って考えて選択しよう

上の画像で日下部鳴鶴氏が六朝書道論で書いているように、今の書道の「唐様」は「明治」始まりの比較的新しい文化です。
こういう歴史を踏まえると「日本の伝統文化 書道を守ろう!」という主張には違和感が出る人もいるでしょう。
日本の伝統文化の書道を税金等を使って保護するなら、江戸時代の公式書体の御家流や、勘亭流(歌舞伎)、根岸流(相撲)、橘流(落語)といった書道も入れるべきだと考えます(望むならですが…)。

特に書道に「遅い」はない

「90歳のおばあさんの後悔」と言う話で「60歳でバイオリンを習おかと迷ってやめた。あの時やっていたら30年もバイオリンを楽しめたのに。」を聞いた時、今が一番若いので、やってみるということは大事だなと思いました。
似たようなことで「埋没費用(サンクコスト)」という用語があります。
すでに投資した時間やお金(埋没費用)を考慮した結果、非合理的な誤った判断を下す傾向があります。
もしかしたら、あなたは、サンクコストに縛られて、適切な判断ができない状態かもしれないです。
ただし、今までは「和様」という受け皿がなかったので仕方ないのですけどね。

以下の和様の書展の応募要項からダウンロード

今回の近代書道史は応募要項とセットになっています。
もともと、この資料は別の目的で集めて整理していたものです。
しかし、一部の方が、近代書道史を知らないばっかりに従来の狭い選択肢の中で苦労されているのをみてきたので、今回は、和様に興味の有無にかかわらずできるだけ多くの人に「近代書道史」を知ってほしいという思いも強くダウンロードを可能にしました。

第8回 和様の書展

「和様の書展」作品締切10/23

和様の書展にチャレンジしようと思っている方は、是非、この「近代書道史」は一読ください。
なぜ、和様が今まで成立しなかったのか?なぜ、和様が見た目以上に難しいのか?
といった疑問を解決してくれると思います。
みなさんからの挑戦をお待ちしております。

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