レジャー白書2015の余暇活動「書道」について

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書道はどうなっているのか?

毎年レジャー白書が出たら、書道系新聞社などが数値など公開しているのですが

去年の2015年版に関して情報が以下の朝日新聞の記事しかなかったので

発売されて時期も過ぎたので少し触れてみたいと思います。

和食にあやかれ 書道・和服・俳句…無形遺産に名乗り:朝日新聞デジタル




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レジャー白書2015 によるデータ

「書道」の市場規模と人口の推移です。(単位:億円 万人)

西暦 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
市場規模 880 840 820 870 1260 1190 1250 1260
人口
西暦 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
市場規模 1100 1080 1050 1080 1010 900 820 750
人口 410 320 390
西暦 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
市場規模 830 750 500 480 550 530 550
人口 360 660 530 400 360 300 480

image3

※人口が2009年上がっているのは算出方法をインターネットに変更した影響。

参加人口
(万人)
参加率
(%)
年間平均
活動回数
年間平均費用(千円)
費用/回
(円)
参加希望率
(%)
用具等 会費等 合計
書道 480 4.7 20.4 7 13.4 20.4 1000 7.5

 

数字について

まずは、サンプル数が3325件であることを理解しておかないといけません。

ただ、発行元によると、都道府県、各年代の人口比率に近いサンプル数を用意したようです。

(5000件くらいはデータを取って、調整を最後にするのかもしれません。)

image4

3325名の内、4.7%の参加率→人口をかけて参加人口480万人という数値が出ています。

3300人の1%は33.2人ですから、4.7%≒156人いたということです。

「書道」にとって良くない数値ばかり

数値を見ると斜陽産業であることは明白で、回復は到底難しく、維持するだけでも難しそうです。

参加率ばかり注目されるかもしれませんが、ここで見るべきは、折れ線グラフの「青」。

image2

この青の面積(市場規模)を増やすことですね。

国内で書道の参加人口を増やすことばかり考えていたら手詰まり感この上ないですが

市場規模を広げる方法となると打ち手が少し増えますね。

それでも、思いつくものどれをとっても、従来の枠内では難しそうです。

難しいですが1例でいうと、日本の書作品を美術品として売買が活発になるように

業界(今の書道業界では難しいと思うけど)が機能するといいですね。

難しいですよ、本当に。


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